場面緘黙って?
「選択制緘黙」とも言います。DSM-5というとっても難しいマニュアルで「不安症群」に分類されていて発達障害ではないようです。
不安な気持ちが強くて話せない・・・ということですね。
でも、自分でも何で話せないか分からないんです。
具体例
- 家でも学校でも全く話せない(全緘黙)
- 家以外で話せない
- 不安が強くて動けなくなる
- 話せないけど、とっても活動的
- 話せないけど、音読はできる
周りの大人ができること
接し方
やってはいけないことの代表は喋るように促すことです。
話すことが不安なのにそれを強制されたら逆効果、さらに不安になってしまいます。
喋らないことは変なことじゃないと思って接することが◎です。
大人の気持ちは表情や言葉にあらわれます。子どもが安心感をもてる環境作りが大事ですね。
ただし、子どもによりますが、グイグイと話しかけることで結果的にぽろっと話せた、という事例もあります。
一度話せると今までとはうってかわっておしゃべりな子に変わることもあります。
支援法
よくあるのは、「質問があります」など書かれたカードを使って、言いたいことを伝える方法です。筆談でもいいですね。簡単なコミュニケーションであれば、身振り手振りでYES/NOやOKなどサインさせるのもいいでしょう。
あなたが保護者の場合は、担任に子どもが緘黙であることを伝え、みんなの前で話させるのは控えてもらうなど、対応してもらうと良いでしょう。ただ、事前に発表などを「やる?」と聞くのは大切です。もしかしたら頑張ってやってみようという気持ちがあるかもしれませんからね。
その他場面緘黙についての情報
統計
発生率は0.2~0.7%