特別支援教室 とは?
特別支援教室とは!すご~くざっくり説明します。
簡単に言うと、「普通のクラスに居るけど、週に何時間か別の教室で授業するよ~」
っていうシステムです。小学校・中学校・高校にあります。
似た名前で「特別支援学級」「特別支援学校」があります。
私は最初これを聞いて頭の中が「???」でした
どんな子が通うの?
ずばり、子ども本人や担任の先生、保護者が悩みを抱えていて、それがクラス内で解決できない場合です。
具体的には・・・
- 授業中に立ち歩く、他の子に暴言や暴力がでる
- コミュニケーションがうまくいかない
- 読み書きや計算がとっても苦手(どれだけ勉強しても身につかない!)
- 手先が不器用すぎて鉛筆やハサミが上手く使えない
などなど
ちまたで言う、注意欠如多動性障害(ADHD)自閉症(ASD)学習障害(LD)発達性協調運動症(DCD)などに関連します。
ここで注意点!
ADHDだから行かなきゃいけない。特別支援教室に通っているから何かしらの発達障害だ。というわけではありません!通っているかどうかはあくまで「困り感」がポイントです。
言語・弱視・難聴なども対象になりますが、知的障害は対象となっておりません。知的障害の対象は「特別支援学級」などです。
どんなことをしてるの?
自立活動をしています。
文部科学省のHPに詳しくは書いてありますが・・・
さきほど述べた子供の「困り感」を解決する!そのための指導をします。
気持ちのコントロール方法を学ぶ。コミュニケーションのやりとりの方法を学ぶ。自分に合った学習方法を学ぶ。体や手先の動きを練習する。
その子どもに合わせて、オーダーメイドの指導をしています。
通級ってなんぞや?
「通級指導教室」の略です。
特別支援教室は、対象の子どもがいる学校に教員が出向くのに対して、通級指導教室は通級の教員がいる学校に子どもが通います。
以前は東京で「通級」の仕組みが取られていましたが、現在では「特別支援教室」の形となっています。
特別支援教室(通級)に通うには※東京の場合
都道府県にもよると思いますが、東京都では
【就学前はお住まいの区市町村教育委員会(就学相談窓口)に、入学後は学級担任等に】相談となっています。※東京都の発達障害リーフレット より
相談、入室の際にはWISCなどの発達検査が必要なため事前に取っておくと良いです。