解説
特別支援に関わっていると非常によく出てくる言葉です。
アセスメント=子どもの観察+理解と思ってもらって大丈夫です。
一般的には「評価」や「分析」といった意味です。
ただ、日本語だと子どもの様子の「見取り」などといわれたりします。
障害のあるなしや、発達検査をすることがアセスメントではありません!
検査などがあればそれも含めて、その子・その人を理解することが「アセスメント」です。
アセスメントの材料は
家での様子・学校での様子・運動・学習・コミュニケーション…などに加えて
成育歴や発達検査なども参考になります。
担任の先生だと、前の学年の先生に様子を聞いて引継ぎをするというのも、アセスメントの材料を集めていることになりますね。
アセスメントの種類
インフォーマルアセスメント
周りの大人が、その子どもを観察したり、聞き取ったりするやり方。
保護者など、その子に関わる人に話を聞くことも入る。
教員が子どもを見る時は大体がこの方法。
フォーマルアセスメント
学力テストだったり、WISCなどの発達検査のことを言う。
応用行動分析(ABA)
表現が難しいですが、アセスメントを含めての手法です。
困った行動があったときに
お菓子を見つける(キッカケ)
↓
泣いてだだをこねる(行動)
↓
お菓子を買ってもらえる(結果)
の3つに分けて考えるのが応用行動分析です。
授業中走り回る・大声でかんしゃくを起こす・宿題をやりなさいと言っても、ゲームやyoutubeばかりする。などなど
「なんでこんなことをしてしまうんだろう・・・」
といった行動の分析&改善に有効です。