- 概要
- 内容(個人的に好きなものをピックアップ!)
- 「特別支援教育は全人類に有効です」
- 「言ったかどうか」じゃなくて「伝わったかどうか」なんだよ。このむつかしい話わかる?
- 「不機嫌で人をコントロールしない」は大人の大事な条件だ、このむつかしい話わかる?
- 困ってるのは、見え方?手の動き?集中力?記憶力?大変だけど、それを探そう
- あっちが嫌なわけじゃなく、こっちが好きなだけなんだ
- あっちが嫌なわけじゃなく、こっちが好きなだけなんだ
- 特別支援学校に通う子どものほぼ全員がYouTubeの右下にあらわれる「広告スキップ」を光の速さで押す。その姿をみて「自分に得があるストレスの少ない活動」は習得しないわけがないと改めて。
- ネガティブを潰すのはポジティブじゃない。没頭だ
- 「がんばって、できた」を「できる」で数えちゃいけないよ
- 著者
概要
平熱さん執筆の2冊目の本。
X(旧ツイッター)から
101個のつぶやきを厳選し、解説が加わったものです。
特別支援学校でのエピソードや、特別支援的な考え方、平熱さんのゆる~いつぶやきなどなど…
気軽に読めて、そして癒されるような本です。特別支援に関わる身としては、そうだよな~と共感できたり、クスっと笑えてしまえる場面が沢山出てきます。
ハウツー本ではないですが、平熱さんの考え方やエッセンスがギュッと詰まった1冊でとてもオススメです!
内容(個人的に好きなものをピックアップ!)
※つぶやきが長い場合は部分的に抜き出しています。
「特別支援教育は全人類に有効です」
何度も出ている平熱さんの名言です!
「特別支援」というと、特殊な物かと思われがちです。しかし世の中に「特別支援」は沢山、ありふれています。それぞれその人に合った支援があります。
僕は予定やスケジュールを覚えるのが苦手ですが、カレンダーなどにスケジュールを書き込むのも苦手です。何年も悩んでいましたが、「他の人に頼んで覚えていてもらう」「TODOリストならつけやすいので、TODOリストに日時を書いておく」「極限まで不要なスケジュールを減らす」などなど、やりやすい方法を使っています。おかげで仕事はそこまで支障なく進められているかな?と思っています(たまにやらかします)
自分でやりやすい方法を模索するのも、自分の特別支援です!
「言ったかどうか」じゃなくて「伝わったかどうか」なんだよ。このむつかしい話わかる?
とっても耳が痛いです。初任の頃はこれがわからず、「言ったのに…」と何度思ったことか。
ただ言っただけじゃなくて、それが伝わってなかったら意味ないですよね。
「片付けなさい」
「お風呂にはいりなさい」
「帰ったら宿題やるんだよ」
言ってできたら苦労はないです。
あと、何でもかんでも言って聞かせると自主性がほんとに無くなってしまいます。
大人でも言えますね。
「お酒はやめて」
「無駄遣いしないで」
「電気はちゃんとこまめに消して」
よくよく考えると大人の方が言って聞かせるのは難しいですね。
「不機嫌で人をコントロールしない」は大人の大事な条件だ、このむつかしい話わかる?
それはその通りだな~
と何度も思わされます。不機嫌になると、他の人は気を遣いますよね。それで動いてくれることを覚えてしまうと、気に入らないことがあるとすぐ不機嫌になる人間ができあがっちゃいます。
大人でも子供でも同じですね。
困ってるのは、見え方?手の動き?集中力?記憶力?大変だけど、それを探そう
字が上手に書けない子に対してのつぶやきです。
アセスメントの考えですね。
大変だけど
これがめちゃくちゃ大変なんです。
特別支援にかかわる大人はみんなこれをずっと分からないまま探し続けているとさえ思います。
支援の方法を沢山覚えても、困った!が分からなければ宝の持ち腐れ。
自分自身にも言えます
あなたは自分の事、分かっていますか?
自分探し、自分ってどんな人なんだろう?常に考えていきたいです。
あっちが嫌なわけじゃなく、こっちが好きなだけなんだ
仕事は嫌いじゃない→休みのほうが好き
授業が嫌いじゃない→遊びのほうが好き
あっちが嫌なわけじゃなく、こっちが好きなだけなんだ
人間は一気に複数の事はできません。
こっちのほうが楽しくて好き!ってなったら、自然にその行動が増えますね。
特別支援学校に通う子どものほぼ全員がYouTubeの右下にあらわれる「広告スキップ」を光の速さで押す。その姿をみて「自分に得があるストレスの少ない活動」は習得しないわけがないと改めて。
僕が大好きなつぶやきなので、全文のせました。
なんで大好きかというと、とっても共感できるからです。
自分の求める物(動画)のためならば、広告スキップを速攻で押すスキル。身に付きます。
ネガティブを潰すのはポジティブじゃない。没頭だ
オードリー若林さんの言葉からだそうです。
どんなにつらくても、没頭できるものがあればそちらに集中しちゃいますよね。
私はゲームが大好きで、子どもの頃嫌なことがあって大泣きした後泣きながらでも大好きなゲームをやっていた記憶があります。
「がんばって、できた」を「できる」で数えちゃいけないよ
前はできたのに何でできないの?
こんなことはないでしょうか。
もしかしたら、辛くてなんとかがんばってできたかもしれません。
以前他の先生から聞いた話ですが、
逆上がりがどうしてもできない子に対して、毎日毎日特訓させて、1年かけてようやくできるようになった。クラスのみんなも拍手。でも、その子がその時に言った言葉が「これでもう練習しなくてもいいんだよね?」
なかなか考えさせられました・・・
著者
・平熱さん