解説
困りをかかえている人への配慮のことです。
例えば、読み書き障害の子が学校でタブレットを使ったとします。
読み上げ機能や拡大機能などで活用できているのですが・・・
なんであいつだけタブレット使えるの!?ずるい
となる子も出てくるでしょう。
別にずるくないよ、その子にとって必要な事だよ。というのが「合理的配慮」です。
よくあるのが、メガネの例です。メガネは目が悪い人にとって必要ですが、別に使うのはずるいことでもダメなことでもありませんよね。
おおまかな内容を以下にあげてみました。
- 不当な差別を無くす(障害があるから入店できない、対応されない、受験できない)
- 環境調整(障害のある人にも不自由のないルールに変える、手順書や構造化を行う)
- 道具の利用(車いす・盲導犬・コミュニケーションツール・タブレット・イヤーマフ等々)
内閣府のリーフレットでは
「障害者差別解消法」により
「合理的配慮」を行うことで
「共生社会」の実現を目指します
ということが書かれています。
また、公的な団体や民間事業者などにこの合理的配慮は義務付けられています!
関連リンク
内閣府のリーフレット(「合理的配慮」を知っていますか?)
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo/print.pdf
文部科学省「障害のある子どもが十分に教育を受けられるための合理的配慮及びその基礎となる環境整備」
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1325887.htm