はじめに
今回の子ども「動かす」指示
というのは、物理的に動かすという意味です。
机を動かしてほしい・活動するために輪になってほしい・整列してほしい
学校の中では様々な場面で集団行動が求められます。
教育技術の1つとして、子どもの動かし方を特別支援的な見方で説明したいと思います!
指示のコツ
机とイスを窓側に寄せて、教員の前に体育座りして、指示を待って欲しいな
という場面があったとします。どう伝えたら理解してもらえるでしょうか?
事前に複数指示があることを伝える
意外と重要です。
これからいくつかやってもらうことがあるから静かに聞いてね。
短く伝える
単純な内容ですが、やってほしいことは沢山あります。
①机とイスを窓側に寄せる
②その時にひきずらない
③教員の前に体育座りをする
④話さずに
机とイスを、窓側に寄せます。
~~して、~~して・・・
と複数を1文で言うと分かりにくくなります。
年齢が上がると指示はあいまい&複数でもなんとかなるのですが
支援の配慮が必要な場合や低学年などは、1つ1つ区切って言います。
~~します。
~~します。
視覚支援
座らせる時に、どの場所に座ればいいか一発で分かる方法があります。
それは、目印を置くことです。
けんステップなどの輪っかがおススメですが、ビニールテープを貼っておくだけでも全然違います。
これは、並ぶ時・準備体操の時などの位置を示すのにも活用できます。
座る場所を指定したい時は
輪っかの中で体育座りします。
これで1発です。その子の色を事前に決めておくと。自分の色の輪っかに座ってもらうこともできます。
黒板や、ホワイトボードにやってほしいことを書くのも有効です。
①②など順番で書くのが分かりやすいと思います。
事前に名前を付ける
さきほどの例とは違いますが
「班の形」「体操の体形」「男女1列」
など、特定の形は名前がついていることが多いです。
机を4つに並べたのは班の形ということを学習させて
班の形にしてください。
これで1発で指示が伝わることも多いです。
おわりに
おなじグループの子どもに何回も指示を出していると、だんだんと慣れて短縮できます!
ただ、そのためには毎回同じような指示・決まった型があるのが重要です。
移動時間は最低限に、楽しい活動の時間を増やしていきたいです。