【授業紹介】聞く姿勢(うめのかさ)

授業アイディア

はじめに

会話のルールの中で「聞く姿勢」というものがあります。

学校や家庭でのコミュニケーションの中で培っていくものではありますが、授業の中で聞く姿勢のスキルの学習をすることでより具体的にどうすればいいのか?が分かるようになると思います。

「うめのかさ」の合言葉は頭文字となっていて

  • うなずく(あいづち)
  • めを見る
  • 体を向ける
  • 最後まで聞く(途中で話をはさまない)

の4つのルールがあります。

インターネット上のデータでポスター表示があるので活用してみてはいかがでしょうか?
書籍でも紹介されています。

うめのかさポスター:http://sel8group.jp/img/B4pos-color-high.pdf
指導案:https://www.honnomori.co.jp/isbn978-4-86614-125-1_p8-13.pdf

めあて

  • 「うめのかさ」を使って話を聞く

授業の進め方

準備

用意する物

  • 「うめのかさ」の表示
  • SSTの役・名前が分かる名札

SST

まずは、見本の劇を通して悪い話の聞き方を見ます。

「たろうくん」「はなこさん」のように名前が分かるようにして
子どもが「はなこさんは~~」と説明しやすいようにするといいですね。
事前に「はなこさんの聞き方に注目してください」と、見る視点を入れると◎です。

悪い例は

うなずかない・目を見ず体も向けない・途中で口をはさむ
を分かりやすくやりましょう!(子どもが指摘しやすくするためです)

たろうくん
たろうくん

あのね昨日ね、フォートナイトのゲームをやったんだ!

友達と通話してたんだけど・・・

はなこさん
はなこさん

あ~私はマリカが好きなんだけどな~

この前はアイテムでキラーを取って逆転1位だったよ!

ここで発問です。

先生
先生

はなこさんが話を聞く時に良くなかったところは?

子ども
子ども

途中で口をはさんでて、たろうくんがかわいそう

いくつか意見が出てきたらそれを取り入れた良い例を見せてもいいかもしれません(子どもによっては実際にはなこさん役をやらせてみると楽しいです)

このやりとりが終わった後に聞く姿勢
の合言葉を発表します。

実践

子ども同士でコミュニケーションをさせてみましょう。
話す・聞くが交互にできればおおむねどんな活動でも大丈夫です。
こころかるたやトーキングゲーム・アンゲームなどが有名でしょうか。

聞く姿勢を定着させるために

  • 「うめのかさ」ができていれば具体的に褒めて、花丸カードを渡す
  • 出来ていない時は「はなこさんにならないようにできるたらグッド!」と声掛けする

など支援していくと良いですね。

終わりに

聞く姿勢の活動は主に小学校低学年向きのものです。

他の合言葉を考えて、自作するのも◎

コミュニケーションの基本として子供に伝えていきたいです。

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