クールダウン(カームダウン)って?かんしゃくの対策やタイムアウト法について【特支用語解説】

特支に関わる用語

解説

ゲームで負けた

楽しみだった予定が無くなった

友達にからかわれた

強く叱られた

欲しいものが買ってもらえなかった・・・などなど

子どもがかんしゃくを起こす場面は多々あります。

かんしゃくは具体的に言うと

泣き叫ぶ・暴れる・殴るける・物を投げる・・・などなど

環境によっては難しいかとは思いますが、そんなかんしゃくの対応法が

クールダウン(カームダウン)です。
冷静に落ち着くようにするということですね。

一番大事なのは環境をうつすことです。
がやがやした場所や、かんしゃくの原因となる物・人がその場にいると落ち着くことは難しいでしょう。

あなたがかんしゃくの原因という場合は、他の人にヘルプを出すことが有効です。

お家であれば、一人になれる部屋
学校であれば、空き教室や保健室・とにかく静かな場所
出先であれば、人が少ない場所

家の中にパーテーションで区切られた部屋で、物を減らしたシンプルな空間を用意し、事前にクールダウンスペースを作るのも◎

はじめはとても時間がかかるかもしれません。落ち着くまで粘り強く待ちましょう。
この時に感情的になってはいけません(これがとても難しいのですが)
とにかく冷静に淡々と対応、がポイントです。
回を重ねるごとに切り替えの時間は短くなっていくはずです。

この、環境を変えて落ち着かせる方法を「タイムアウト法」とよびます。

場合によっては、体をさすったり抱きしめたり、「大丈夫」と声をかけていきます。

この方法はどちらかというと、~小学校中学年の小さい子用に使われます。

高学年以上であれば、だんだんと自分の気持ちに折り合いをつけて自分自身でイライラに対処していかなければなりません。
一旦深呼吸する・第三者に話を聞いてもらう・気分転換で好きなことをやる・イライラしてるという事実を伝え、その場を離れる・イライラする状況を客観的に観察し、理屈で理解するなどなど

大人は折り合いを付けたりクールダウン法のスキルを伝えていくと良いでしょう。色々と試していく中でその子に合ったクールダウン法がみつかるはずです。

その子の理解者の存在も非常に重要で、安心して話せる大人が周りに一人でもいると、心も安定し何かあったらとにかく話をすることで落ち着いてくるはずです。

かんしゃくは対応方法によってはクセになってしまうこともあります。
できるだけ早いうちから適切なクールダウン方法を実践していきましょう!

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