教員になってから子どもと関わる中で、叩かれる蹴られる噛まれるなど、暴力を振るわれることがあります。
大抵は小学1~3年生なのですが、普通に痛いです。
割と本気でやられます。
数日歯型が残ったこともあります。
出血したこともあります。
そういう経験がある先生は多いのでしょうか?
そこそこ居るんじゃないかなと思っています。
なんでそんな暴力をするのかというと”注意された””怒られた”など自分の思い通りに行かなくて不満が溜まってる時にそういった暴力が出てくるのだと予想しています。
私自身の指導力が無いのかなあと思うこともありますが、その時々で色んな対策を試してみたので
紹介してみたいと思います。
叱る
当たり前だろと思いますが、一喝します。
「コラ!」「何してるんだ、人を叩くなんておかしいだろ!」
私は怖そうな先生とは真反対であまあまな先生な雰囲気だからなのか
叱ることの効果の無い事無い事・・・
そんなので止めたり反省するくらいだったら、そもそも暴力をふるってなかったと思います。
しかも、叱られたことでさらに感情がヒートアップして手が付けられなくなることもあります。
私はもう絶対この方法はやめようと思いました。
※対教員の場合、です。
なだめる
赤ちゃんのようになだめたりあやしたりしてみたこともあります。
「落ち着け~」
「はいはい、ちょっと静かにしようか~」
背中をポンポン
他の子どもに対する暴力だったら効果はあるかもしれませんが
敵意がコチラに向けられているので意味は無かったです。
平常心で話す
「やめて」
「痛いんだけど」
いつも通りの口調で話します。
子供の感情の波風を立てないのはいいのですが、それで気持ちがおさまるわけないですよね。
叱ったりあやしたりするよりはマシでしたが、効果的ではありませんでした。
めちゃくちゃ痛がる
変化球の対応で、子どもが「やりすぎたか大丈夫か!?」と心配になるくらい痛がります。
この方法は残念ながら全力でやれたことがありません
最近思いついて、機会があったら実行しようと思うのですが、今の所その機会が来ていません。
普通に痛がるそぶりを見せたことはありましたが効果は無かったので、今度機会があればオーバーリアクションにやろうと思います。
じたばたしながら
「あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~い゛だい゛~~~~~!!!!!!」みたいな感じで
・・・半分冗談ですが半分は本気です。
拘束
暴れるのを止めようと体全体を包み込んでケガがないように拘束します。
この方法は子どもが我を失うくらい暴れている場合に限ります。
子どもの感情が爆発し、制御不能な場合があります。
私は今までで3回程ありました。
この方法は体力と時間を使います。
子どもを抑え込むと、さらに強く暴れます。
子どもの体力が無くなるとようやく脱力して暴れがおさまります。
時間は計ったことがありませんが体感で10分前後です。
次の方法と組み合わせて使うと良いかもしれません。
他の先生にバトンパス
私はこれが最適解だと思っています。
理由は
暴力の原因のイライラ
そのイライラの原因が教員である「私」だからです。
その原因から離してあげることが、暴力をした子どもを落ち着かせる一番の方法ではないかと思います。
自分で対応できなくて情けない・・・
そう思っていた時もあったのですが、もうどうしようもない時は子どもと同じで「ヘルプ!」を出すのがいいんだと、私は学習しました。
先ほど「痛がる」をやってみたいと話しましたが、それは子どもの理性が働く可能性があるなと感じた時です。基本はこの「他の先生にバトンパス」がいいと思います。
おわりに
この「教員に対する暴力」はよくあること・・・ではないと思います。※頻発していたら、ヤバイ、ですね
そして、対策の方法はその子によって、その先生によって様々かなあと思っています。
もしかしたら、これをすれば大丈夫!という方法があるのかもしれません。
もし、子どもと関わる方で
この「暴力」の対策がをしている方、実践している方がいれば教えてくださると助かります。