これは通級あるあるの話なのですが、
学級ではそわそわして落ち着かない子でも
通級だととっても落ち着いている子がいます。
もちろん、通級と学級でどちらも落ち着かない子はいます。
逆に、学級で落ち着いていて通級で落ち着かない子はほとんど見かけません。
これは学級がよくないという話をしているわけではなく
学級→落ち着かない
通級→落ち着く
という子に対して、特に配慮して支援が必要という話です。
子どもによって様々ということは前提なのですが
大抵このパターンの場合
子どもがおおい学級はとても刺激が多いことが原因と考えられます。
刺激とは
- 声がうるさい
- 目に入る情報が多い(掲示、子ども、物)
などです。
人混みにいると疲れてしまうタイプの人が居ると思いますが、感覚的には近しいものです。
(どうでもいい話ではありますが、私は人混みで疲れるタイプです。)
イライラが募り、人にあたってしまったり、ぐったりしてしまったり、そわそわしてしまったり
子どもによって出てくる症状は様々です。
通級は逆に
人は少ないし、何かあったら対応してくれる大人の目が多い。
物が少なく、音も少ない静かな環境。
という学校の中で落ち着ける場所となります。
普段落ち着けない子に対しては、まず通級で気持ちを落ち着ける時間にして、それからソーシャルスキルを学んでいくのですが、学級へ般化させていくことは時間がかかったり、難しかったりします。
ノウハウ的な話で言えば
- 教室に卓上パーテーションを用意する
- イヤーマフを使わせる
- 掲示を減らす
- 物を整理し、整える
- 静かな教室になるような学級経営を行う←非常に難しい
などが、ありますがなかなかコレ!と言った方法で落ち着きを保たせるのは至難の業といってよいでしょう。
私はまだまだ特別支援を学んでいる途中で、
できるだけ特別支援が必要な子に対する手立てを増やしていきたいと考えています。
とある先生からの表現を借りますが
一人ひとり違う特性の子がいて
私たち特別支援に関わる大人たちが
ドラえもんの秘密道具を出すかのように
その子にあった支援の手立てを、ポンと出せるようになれたらいいなと思っています。