通級教員は”ラク”は本当か?【コラム】

コラム

小学校の中の通級というポジション

※ここでいう通級=特別支援教室、として話を進めていきます。

通級は学級担任とは違い、チームで常に一緒に動くことが多いです。
小集団の授業も一緒ですし、授業の話し合い・通級の仕事の話し合いなど密に関わりがあります。

そのため、学級担任や専科の教員と若干距離があるのは事実です。

さらに、通級だけの職員室がある場合があります。
通級以外の校務がほとんど振られないという学校もあると聞きます。

もちろん学校にもよると思いますし、
うちの通級は学級担任・専科とかなり仲良くやっているんじゃないかなあと思っています。

行事などももちろん一緒にやります(巡回に行っている時はできませんが)

担任から見た通級の教員

私は学級担任をほんの少しだけ、やっていた時があります。

その時に周りの教員の話を聞いていると

「通級教員は通知表も無いし楽」
「指導力が無い先生は通級に回される」

なんて話が出ていたのです。

衝撃です。

確かに、テストや通知表、児童のトラブル対応や運動会・プールの指導はありません。

しかし、それに代わって必要な書類や通級にしかない校務・巡回する大変さがあります。

その人に合うか、合わないかはあると思いますが、大変さの質は比べられないと思います。

通級の事をそんな風に思っている先生方は少ないと思います(そうであってほしいです)が、裏を返すと、そう思っている先生もいるということです。

通級教員じゃなかった頃の私も、通級をやっている今の私も、そのことは悲しく思います。
※現在の学校では全くそのような風潮は無いので過ごしやすいです。

結論

通級教員は向き不向きがあると思います。

  • 1人の子どもに寄り添って支援したい
  • 特別支援が好き
  • 3~6人程度の大人同士の密な関わりが苦にならない
  • いくつかの学校を周ることが苦にならない

などが当てはまれば通級教員が向いています。

もし教員になりたい・現在教員という方には少し参考になるお話だと思います。
少しでも気になるのであれば1年・2年、とりあえずやってみるのも良いでしょう。
やってみなければ見えてこない景色があります。

通級の中でも、都道府県や学校ごとに大きく違う所はありますが。

私も、「まずはやってみたい」という気持ちで固定級や特別支援学校で働きたいと思っています。
その時々のめぐりあわせや人事で必ず希望が通るとは限りませんが、せっかく教員として働くのであれば色んな場所でやってみたいと、わたしは思っています。

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